日頃から緊張しやすいかも・・・という人は、そうでない人に比べれば自律神経失調症になりやす傾向があります。
ただし「恥の文化」をもつ日本人には、緊張しやすい人が多いですよね。
じゃぁ緊張しやすい人は、全員が自律神経失調症になるのかというと、そういうわけではありません。
今回は緊張と自律神経失調症の関係に触れつつ、情報を整理してまとめました。
自分のことを緊張しやすいと自覚している人は、最後まで読み進めてくださいね。
緊張しやすいと自覚する人の割合はかなり多い
とある統計によれば「自分のことを緊張しやすい人間と思うか?」という質問に対して、8割を超える人が「緊張しやすい」と回答したそうです。
全体の8割以上の人が「あがり症」、または「緊張しやすい」タイプであることが明らかとなりました。
この結果からもわかるように、少なくとも日本人には緊張しやすい人が多いんです。
しかも緊張しやすい人は、自律神経失調症になりやすいという特徴があります。
ですので、そういう視点で考えれば、自律神経失調症の予備軍は数えきれない程、たくさんいることになります。
自律神経失調症と緊張の関係
自律神経失調症と緊張しやすい性格は、交感神経と副交感神経のバランスを崩すことに関係します。
なぜなら、緊張状態が続くことで自律神経の交感神経が活発に働くからです。
交感神経ばかりが優位に働くと、自律神経のバランスが乱れます。
そうなることで、自律神経失調症にもかかりやすくなります。
また緊張しやすいだけでなく、次のような性格の人も自律神経失調症になりやすい性格です。
- 神経質で小さなことまで気になってしまう人
- 真面目で完璧主義な人
- 几帳面すぎる人
- 責任感が強く頑張りすぎる人
- 頼まれると断れない人
こういった性格の人は、一般的にはストレスがたまりやすい傾向にあります。
ストレスは自律神経失調症の最大の原因で、緊張状態が続くのと同じく交感神経を優位にします。
ちなみに自律神経失調症になる人は、周りから信頼されていて評判の高い人が多いです。
なぜなら真面目で責任感が強いといった、仕事を安心して任せられる人が多いからです。
緊張しやすい人が自律神経失調症にならない為には?
もし自分が緊張しやすいという自覚があるなら、スピーチやプレゼンなど緊張する場面での経験を積みまくるしかありません。
他には対人コミュニケーションを多くとるなど、初対面の人を前に話すことに慣れるのも大切です。
一般的にではありますが、こういった経験を多く積むとあまり緊張しなくなります。
ただし精神的には過酷なので、経験を積む途中で自律神経失調症になる可能性も否定できませんが・・・
ちなみに即効性のある対策として、緊張しそうな場面の前にはゆっくりと深呼吸するのが良いですよ。
深呼吸には高まった交感神経の働きをしずめて、副交感神経を働かせる作用があります。
そのおかげで、リラックスして緊張をほぐすことも可能です。
緊張しやすいと自覚のある人は、気休め程度ではありますが試してみてくださいね。
まとめ
- 緊張しやすい人は、自律神経失調症になりやすい。
- 緊張状態が続くと、交感神経が活発に働き自律神経失調症の原因になる。
- 自律神経失調症になりやすい性格もある。
- 緊張する場面に慣れることで、緊張しやすい性格は克服できることもある。
- ゆっくり深呼吸をすると、副交感神経が働くので緊張がほぐれる。
散々説明したとおり、緊張しやすい人は自律神経失調症になっている傾向も高いです。
もし気になっている方は、1分でできる自律神経失調症のセルフチェックを試してみてください。
少なくとも、現在の判断材料にはなるのでオススメですよ。